中国のハイテクパークが英国へ商機を提供
英国の北西イングランド地域開発公社(NWDA)はZパークの支部組織と契約を交わし、中国の大手ハイテク企業とのリンクを活用して、英国企業の製品やサービスに対する中国の潜在的なビジネス消費への関心もしくは引き合いの創出につなげようとしています。
Zパーク代表のトム・ジュ・ジチ氏およびアン・ホンリー氏は北西イングランドについてより多くの知識を得るためにこの地に出向き、地域内全5地区のパートナーおよびメディアシティUK、デアズベリー・サイエンス・イノベーション・キャンパスを訪問しました。代表者たちは投資の対象となり得る製品群を詳細にわたり見学し、将来の顧客に紹介するために、中国に持ち帰るより良い関係を構築できたと語りました。
北西イングランドは中国からの投資事業の誘致では長年の実績があり、このような関係が将来の質の高い投資候補や実際の投資の確保に役立っています。
NWDAの経済開発担当専務理事であるマーク・ヒューズ氏は「このようなプロジェクトは、対英投資および貿易関係の両方を国際的に推し進める任務を担う私どもの長期的な戦略の一環で、NWDAは北西イングランドに対する将来の投資候補企業探しのために当公社中国担当マネージャーであるジン・チェンと緊密な連携作業を行ってもらえるようトムとアンに白羽の矢を立てました」と語っています。
さらにヒューズ氏は続けてジン・チェン氏は既に存在する強固な連携基盤の上にさらなる関係を構築するため英国政府組織である英国貿易投資総省の中国チームに「しっかりと組み込まれて」いると語ります。この事業の目的はより多くのハイテク企業を中国からこの北西イングランドに誘致することにあります。
英国貿易投資総省(UKTI)は全英を対象とした政府の貿易投資推進機関です。国際取引に従事している在英企業および英国進出を検討している海外企業をサポートします。UKTIは英国ビジネス・企業・規制改革省(BERR)の管轄下にあります。
2010年中国で開催される上海万博でリバプール市が独自パビリオン設営の約束を発表したのを受けて今回の代表者訪英が実現しました。
上海万博は2010年10月末まで開催され、およそ9千万人もの入場者を予定しています。万博は世界で最も重要な新興経済国といわれる中国の既存の関係強化および新たな関係構築のための一世一代の好機と考えられ、リバプールおよび北西イングランドに対して向こう10年で最高5千万ポンド(約80億円)もの経済効果がもたらされると予想されています。
リバプールは上海万博で独自パビリオン設営を約束した唯一の英国の都市です。NWDAが125万ポンドを拠出しての万博参加はリバプール市議会とリバプール・上海・パートナーシップが率いるパートナーシップ組織が管理運営を担当、リバプールビジョンおよびNWDA が協賛しています。
トム・ジュ・ジチ氏は「今回の訪問は私どもの北西イングランドに対する知識に新たな側面を付け加えてくれました。投資を検討している企業に対して立地先候補が何を提供できるかという基礎的な知識はあっても現地に赴いて、投資候補地の質、ビジネスサポートや生活水準の高さを実際この目で見ることは本当に印象深いことです。得た知識のすべてをZパークへ持ち帰るつもりです。私は北西イングランドを北京の企業に紹介することを非常に楽しみにしており、NWDAおよびこの地域にいくつかの素晴らしいプロジェクトをもたらせると期待しています」と語っています。
敷地面積が100平方キロメートルに及ぶこのZパークは2万社近いハイテク企業を集積し、過去10年の間、年間25%以上の成長率の維持を誇っています。2006年にZパーク内の企業が得た収益は800億USドル(およそ7兆6千億円)以上に上り、中国の全サイエンス・パークを合わせた総収益額の7分の1に相当します。
北西イングランド開発公社(NWDA)はイングランド北西地域の経済開発および再生を主導し、ビジネス振興のサポートや投資を促進、雇用主のニーズに合った被雇用者の技能マッチング、経済成長のための環境作り、また、同地域での効率的な輸送・通信インフラを整備し、生活水準の質を向上させる任を担っています。


































